住まいと暮らしのQ&A

「暮らし方」に関する記事一覧

暑さに慣れる「暑熱順化」で身体も暮らしも夏モードに。

日中は汗ばむ陽気の日も多いですが、朝方は肌寒く、寝具や服選びが難しいですね。そんな季節の変わり目には体調を崩しやすいので注意が必要です。
今年は一段と暑い夏になるようですので、今から準備が必要です。衣替えと同じように、身体も夏モードに変える必要があります。これが毎年言われる『暑熱順化』です。
具体的には、汗をかくことが重要です。40度以下の入浴でじわりと汗をかいたり、家事をすることで立つ時間を長くしたりして汗ばむ運動をすること、リモートワークで鈍った体を動かすこと、暑さの刺激に触れるために軽く散歩をすることなどが挙げられます。年齢を重ねると汗をかく部位が脇の下とおでこだけに減るので注意が必要です。

マイナス金利政策を解除「金利のある世界」へ。

4月となり、新たなスタートを迎えた方も多いでしょう。極端な気候で、気温はまるでジェットコースターのような年度末でしたが、待ちわびた桜の開花も各地で見られるようになりました。桜も大変だったことでしょう。
梅の花から桜の花へ、日本人の「春の定番」が変化したように感じます。
硬貨は、表面が絵柄で裏面が数字(金額)です。100円硬貨は表面に桜が描かれています。500円は桐、50円は菊、10円は唐草、5円は稲穂、そして1,000円札には富士山と桜が描かれています

電気代がふたたび値上がりする理由とは。キーワードは「再エネ賦課金」。

3月29日付の日本経済新聞に「電気代全社441~579円上げ」の記事がありました。
太陽光発電など再生可能エネルギーから生み出される電力は、政府の固定価格買取制度に基づき、電力会社が一定の価格で買い取ります。その費用は「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」として電気代から一律に徴収されています。
つまり、私たちが支払う電気料金が、太陽光発電システムの所有者の売電収入を支えているのです。これは太陽光パネルを設置できないマンションや賃貸住宅、導入を諦めざるを得ない状況にある方々、そして誰もが関与していることです。

半島地震から見えたライフラインの課題とこれからの暮らし方。

2024年1月1日の震度7の能登半島地震から、2か月が経ちました。未だに停電や断水が続くエリアもあり、大変な苦労をされていると思います。

山が海まで迫る平地の少ない半島。だからこそ比類ない美しい景色が広がります。しかし、迂回路がなく、陸路が絶たれると、孤立化してしまいます。海路や空路も困難で、支援物資が届けられなくなります。
ライフラインの復旧にも陸路が必須ですが、資材や作業員の搬入・搬送、宿泊施設からの距離や時間も課題となっています。東日本大震災や熊本地震ではライフラインの復旧が1週間でしたが、今回はこの地形が影響し、非常に困難な状況です。

骨太の花粉症対策。

えっ、もう?あの不快な季節が早まっている気がしませんか?今や国民病とも言われる「花粉症」の症状が出始めています。
くしゃみの表現は、日本では「ハクション」と言いますが、世界中ではさまざまな表現が使われています。
最も一般的なのは「アチュー」で、アメリカやイギリス、スペイン、メキシコ、ベネズエラ、そしてカナダなどで使われています。「アチィ」はオーストリアやロシアで用いられ、また「アチン」はブラジルやフィリピン、さらに「ハチュ」はタイや台湾で使われています。

「いつも」と「もしも」の境界線をなるべくなくした「備えない備え」を日常に。

能登半島地震により、ライフライン(電気、ガス、水道、通信、交通網)の復旧には時間がかかり、1か月以上経過しても未だに復旧していない地域が存在します。その結果、医療、介護、教育が必要な人々が一次避難所から二次避難所へ移動を始めています。孤立した集落からライフラインが整備された場所への集団二次避難も行われています。故郷に戻れるかどうかという不安は、計り知れないものでしょう。