ワールドシリーズを制覇したドジャースの優勝パレード。高校時代の人生設計ノートに「ワールドシリーズ優勝」を目標として書いた大谷選手の夢が、叶うことを願い観戦した方も多いのではないでしょうか。36年ぶりにロサンゼルスの街が青い旋風に包まれました。
グアム付近で発生した台風21号は、ハロウィーンに猛烈な勢力で沖縄に近づき、11月に入って温帯低気圧に変わりながらも秋雨前線を刺激し、秋の嵐をもたらしました。「Trick or Treat!」を「いたずらかお菓子か」と直訳するよりも、「もてなせよ、でなければ悪事を働くぞ」のほうが可愛らしいと感じるかもしれません。しかし、子どもたちの掛け声とは大違いで、暴風雨はまさに「いたずら」が過ぎているようです。
気候と季節感の変化を実感
最も遅く発生した台風は2000年12月30日で、最も遅い上陸は1990年11月30日に和歌山県で確認されています。11月や12月に発生する台風もありますが、最近は上陸がなかったため、違和感を感じる方もいるかもしれません。日本の南の海上では、海水温が30℃近くまで上がっており、8月や9月よりは低いものの、平年よりも1~2℃ほど高くなっています。そのため、台風が発達しやすく、大型で影響も大きくなりやすい環境にあるのです。
気象庁のホームページには「台風の統計資料」が掲載されています。
●台風の上陸数(2023年までの確定値と2024年の速報値)
●台風の統計資料
日本の大半は温帯に属し、その特徴として、寒い時期でも氷点下になることが少なく、一方で、夏は地域によっては熱帯に匹敵する暑さになることがあります。このため、日本は四季の変化に富んでいます。
一方、北海道や東北地方が属する亜寒帯は、冬が長く寒いのが特徴で、特に真冬は非常に低温になりますが、意外にも夏は比較的暑くなります。
世界の気候は寒帯、亜寒帯、温帯、熱帯、乾燥帯の5つに分類されていますが、この気候区分が変わりつつあるのかもしれません。台風や豪雨、梅雨といった呼び方よりも、ハリケーン、スコール、雨季と乾季といった表現の方がふさわしい場面が増えているのかもしれません。
横殴りの雨や豪雨では、傘がほとんど役に立たないこともあります。傘だけでは飛来物から身を守ることはできません。不要不急の外出を避けることが最も重要な備えになります。
しかし、その家が飛来物から守ってくれるでしょうか?雨戸やシャッターがついていない家も多くあります。開け閉めに面倒さをお感じになる場合は、シャッターを電動化することで室内から手軽に開閉することができるようになり、身体・心的負担を軽減することができます。
こうした災害時には、自分や自宅に置き換えて考えることが備えにつながります。