冬は、空気中の水分が少なく透明度が増し、遠くの山々や星空がきれいに見えますが、乾燥の季節であり、お肌の乾き、のどの痛み、目の痛みなどに悩まされます。
そのため室内では加湿器がフル稼働。インフルエンザなど感染症予防のためにも、加湿。そしてエアコンの暖気と同時に加湿をすると暖かさも感じます。
乾燥の季節である反面、朝起きると窓がびっしょり濡れている、悩ましい「結露」が発生します
忙しい朝の外出前に窓ふきから始まる「面倒な季節が到来した」とお感じの方も多いのではないでしょうか。
結露のお手入れを怠ると壁紙やカーテンが濡れてしまったり、窓枠が傷んできたり……。さらにそのままにしておくとカビの発生につながります。カビが原因で気管支に負担をかけたり、カビがダニの発生原因となり、ぜんそくやアレルギーを発症してしまうことも。
健康に良いと思っていたはずの加湿がかえって仇(あだ)になる可能性があります。
結露が発生することで空気中の水蒸気が減少し乾燥します。乾燥すると加湿を続けるので、また結露が発生……悪循環に陥ってしまいます。
「加湿器は使っていないけれど、結露がひどい」そのような場合、加湿器以外にも水蒸気の発生源は意外に多くあります。観葉植物を室内に多く置いていたり、ペットや家族の人数が多かったり、ガスコンロでの調理など、です。
冷えた飲み物をグラスに注ぐとコップに水滴がつく現象が結露です。周りの温度とコップの中の温度差があるほど水滴が多く発生します。
結露対策としては
●必要以上に室内の湿度を上げないこと
●加湿し続けるのではなく、適切な湿度を保つ機能のある加湿器を利用すること
●室内温度を必要以上に上げすぎないこと。外気温との差をなるべく少なくすること
●窓の断熱性能を上げる
などの対策が考えられます。
さらに結露が発生しにくい窓は
●アルミサッシではなく樹脂製にする
●単板ガラスからペアサッシに替える
●内窓を付けて二重窓にする
などが理想です。
窓のリフォームで結露を防ぐと、建物の傷みが少なくなり、朝の手間が省け、健康を害する原因を減らすことができます。
さらに窓の断熱性能が向上することで、外気の寒さを感じにくくなります。
愛犬や愛猫も窓際で日向ぼっこ。それを見る飼い主さんもほっこりの冬になります。