通勤・日々の業務に欠かせない車の運転。便利な反面、少しの気の緩み・不注意が悲惨な事態を引き起こしかねません。重大事故防止のためには、何よりも「日々の心がけ」が大切。
茨城セキスイハイム・ファミエスでは、茨城県警察OBの方のご指導のもと、社内統一スローガンとして「事故ゼロは1.1・2・3」を掲げ、常に安全を意識した運転を心掛けています。今回はスローガン「1.1・2・3」の内容をご紹介します。ぜひ、皆様の運転にもお役立てください。
ご存知ですか?「ハインリッヒの法則」
皆さんは、「ハインリッヒの法則」をご存じでしょうか?ハーバート・ウィリアム・ハインリッヒという方が導き出した、アメリカの労働災害に関する統計分析から判明した法則です。
その内容は、1件の重大事故の背景には、29件の軽傷事故があり、その裏には300件のヒヤリ・ハット(※1)がある。というものです。
この法則の逆を考えれば、300件のヒヤリ・ハットを。茨城セキスイハイム・ファミエスでは、「ハインリッヒの法則」を基に、重大災害の防止のためには、ヒヤリ・ハットの段階で対処していくことが必要との認識で、事故ゼロスローガンを日々実践しています。
※1 ヒヤリハット:ひとつ間違えれば大きな事故に巻き込まれてもおかしくないような状況ではあったが、幸いにも回避できた出来事のこと。文字通り、「ヒヤリとしたり、ハッとした」、が結果的には「ああよかった」となった事象。
「事故ゼロは1.1・2・3」その① 1.1とは?
まず、社内統一事故防止スローガン「事故ゼロは1.1・2・3」の1つ目、「1.1」についてご紹介します。
事故ゼロ1.1とは?
①駐車場等でバック使用とする時は、先ず右回りに1回上半身を回転させながら、真後ろまで自分の目で確認する。
②次に、左回りで同様に1回上半身を回転させながら、真後ろまで目視で確実に確認。右後ろも左後ろも、必ず自分の目で確認することが大切です。単にミラー等だけでは、侵入してくる車両等まではわかりません。
ポイント
コンビニ等の駐車場で、駐車場所を探しながら漫然と進行していると、動き出した駐車車両に気づくのが遅れることがあります。常に警戒を怠らずに運転することが大切です!
「事故ゼロは1.1・2・3」その② 2とは?
次に、社内統一事故防止スローガン「事故ゼロは1.1・2・3」の2つ目、「2」についてご紹介します。
事故ゼロ2とは?
①交差点では、必ず停止線手前で一旦停止(道路交通法上も必須です)。
②その後、一寸刻みで少しずつ進みます(特に見通しの悪い交差点)。
③左右の見通しが効く地点で再度停止し、安全確認。
見通しの悪い交差点では、停止線での一旦停止のみでは不十分。法律上の規則守るのは当然ですが、安全を守るためには「一歩先の視点」の心がけが必要です。
ポイント
見通しの悪い交差点では、必ず死角ができます。少しずつ進むことで、相手に気づいてもらうことが大切です。相手が自転車の場合、停止線からの急な飛び出しは大きな被害につながりかねません。
「事故ゼロは1.1・2・3」その③ 3とは?
最後に、社内統一事故防止スローガン「事故ゼロは1.1・2・3」の3つ目、「3」についての紹介です。
事故ゼロ3とは?
①前車との間は「距離」ではなく「時間」を確保することを心掛けましょう。
②時間は、最低でも3秒間(高速道路走行の場合は4秒間)を確保しましょう。
③横断歩道などの目標物を見つけ、全社通過後3秒後に自分が通過しているかで判断しましょう。
車間は「距離」ではなく「時間」の確保を心掛けましょう。距離の感覚は自分で思っているよりも不確実なものです!
ポイント
車間距離に余裕がないと、追突事故の危険が増大します。また、減速の機会が多くなり燃費も悪化…。車間距離を十分確保し、できるだけ速度変化のない品の良い運転が大切です。
全社員「事故ゼロ」目標
茨城セキスイハイム・ファミエスでは、全社員が「無事故」を目標として掲げています。交通事故の防止は、ただ単に自分が法令を順守し、安全運転に心がけているということだけでは足りません。さらに一歩先、相手を考えた思いやり運転こそが、無事故という目標の達成には必要であると考えています。
その他、弊社では、「いばらきシルバー交通安全情報ネットワーク協議会」への加盟や「交通安全アドバイザー」の受嘱等を通じ、地域の皆様の安全に積極的に貢献できるよう努めています。お困りごと、ご不明な点は、ぜひ担当のリフォームコーディネーターにお問い合わせください。