山火事とともに考える、防災と住環境
ロサンゼルス、そして日本国内では大船渡、長野、奈良、岡山、今治、宮崎、さらには韓国でも山火事による広範囲な被害や避難指示のニュースが相次いでいます。出火原因は特定しづらいケースが多いようです。
春は山火事が多く、特に4月と3月に集中し、年間で1,000件を超えると言われています。これは、山に入る人が増えたり、農作業に伴う下草を焼く「火入れ」が行われるためです。
もし、たばこの投げ捨てや焚火が原因であれば、不注意にもほどがあります。山と海に囲まれた日本では、山火事が発生すると逃げ場を失う危険性が高くなります。動物たちもすみかを奪われ、焼けた山林が元に戻るまで食べ物が得られないため、人里に降りてこざるを得なくなります。